グリンカ音楽院の看板先生

グリンカ音楽院資料および留学生の観察による先生紹介



音楽院学長
  1. エヴゲーニー・グーレンコ: Gurenko Evgeny Georgievitch
ヴァイオリン科
  1. アレクセイ・グボーズディフ:Gvozdev Aleksey Vladimirovitch
  2. マリーナ・クージナ=コイフマン:Kuzina-Koifman Marina Alexandrovna
ピアノ科
  1. メーリ・レベンゾン:Lebenzon Mery Simkhovna
  2. ジーナ・シェフチュク:Shevtchuk Dina Leonidovna
声楽科
  1. ジナイダ・ジデンコ:Dinenko Zinaida Zakharovna
  2. リンマ・ジューコヴァ:Zhukova Rimma Iosifovna
  3. ニーナ・ルビャノフスカヤ:Lubyanovskaja Nina Ivanovna
指揮科
  1. アーノルド・カッツ:Katz Arnold Mikhailovitch
作曲科
  1. ゲオルギー・イワノフ:Ivanov Georogy Nikolaevitch
  2. ユーリー・ユケーチェフ:Yuchechev Yury Pavlovitch
ロシア民族楽器科
  1. バヤン : ゲンナージー・チェルニーチカ:Tchernichka Gennady Pavlovitch
  2. ドムラ : E.ヤンコフスカヤ:E.Yankovskaja
  3. ドムラ : アンドレイ・クガェフスキー:Andrew Kugaevsky
音楽理論
  1. マリーナ・ドゥブロフスカヤ:Marina Dyubrovskaja
  2. ボリス・シンジン:Shindin Boris Alexandrovitch
  3. タチヤナ・ロメンスカヤ:Romenskaja Tatyana Arkadjevna
音楽院学長


1. エヴゲーニ・グーレンコ: Gurenko Evgeny Georgievitch


 音楽院の諸行事の采配を事務的にこなす、有能かつ冷淡な院長。4年生後期の美学の授業を担当している。
学長は同音楽院の卒業生(ビアノ科)で、モスクワ大学の大学院哲学科を修了した。
論文多数、芸術学博士、教授。1972年よりグリンカ音楽院の学長を務める

ヴァイオリン科


2. アレクセイ・グボーズディフ:Gvozdev Aleksey Vladimirovitch


 ドイツ、日本、韓国で、マスターコースやコンサート活動を展開中。良い教育者。国際コンクールで6回以上、優秀な教育者としてディプロマを授与された。著書「高等音楽学校でのメイン曲の研究」、「ブラームスのヴァイオリン作品(論文)」など多数。
 グボーズディフ教授は、数多くの優秀な門下生を育て上げてきた。

主な門下生
  • イリヤ・コノワロフ(現イスラエルフィルコンサートマスター)
  • ブイ・コング・ジュイ(1995年第1回ノボシビルスク国際ヤングヴァイオリニストコンクール第1位、1997年第3回サンクトペテルブルグ国際青少年ヴァイオリニストコンクール第1位、現モスクワチャイコフスキー音楽院生)
  • アンナ・イリィナ(現オムスクフィルハーモニーソロコンサートマスター)
  • エヴゲーニー・ベリンスカヤ(現ウィーン国立音楽大学音楽院生)
  • アンナ・バザーロヴァ(現ケルン国立音楽大学音楽院生)
     高木直子も、当時、この教授の門下生の一人であった。

    コメント:
     この先生の教授法は「量より質」がモットーで、緻密さ、独特のやわらかい音色が特徴的です。知識も豊富で、曲の解釈に良い気品とセンスがあり、音楽院内外で高く評価されています。性格は、勤勉、まじめ、控えめな方で、日本人のようなところがあります。
     私はこの先生に習うためにノボシビルスクに来て、すでに4年半経ちましたが、「もっともっと先生といっしょにたくさんの曲を仕上げていきたい」と、そう思える、とてもいい先生です。(直)


    3. マリーナ・クージナ=コイフマン:Kuzina-Koifman Marina Alexandrovna(グリンカ音楽院教授)

     ザハール・ブロン教授の門下生でグリンカ音楽院卒業生。何人もの国際コンクール入賞者を育て上げる。マリーナ教授は、シベリアの都市(バルナウールなど)や韓国、ベトナム、スイスでマスターコースを行っている。コンサート活動も積極的で、オムスク、バルナウール、ノボシビルスク、エカテリンブルグのフィルハーモニーと協演している。ここ6年間、弦楽アンサンブル「輝く弓」の指導にあたり、韓国の演奏旅行も好評だった。マリーナ教授は、札幌でもマスターコースやコンサート活動を行った。

    コメント:
     音楽院付属音楽専門学校の小さな留学生Yちゃんは、現在この先生にならっています。(直)

    4. メーリ・レベンゾン:Lebenzon Mery Simkhovna(ロシア国家功労芸術家、教授)

     現在もソリストとして活躍しているピアニスト。レパートリーは、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショパン、シューマン、モーツァルト、ベートーヴェン、リストなど。1996年にオーケストラとの「ラフマニノフ・コレルリのテーマのヴァリエーション」を協演録音。ロシア各地、ドイツ、イタリア、スイスでマスターコースを行っている。国際及び全ロシアピアノコンクール等の審査員。60名以上の卒業生を育て上げ、その中でも国際及び全ロシアコンクールの入賞者は多数。メーリ女史の門下生は、1989年から1997年の間、各コンクールで30以上の賞を獲得した。

    門下生の受賞例
  • 1990年:国際チャイコフスキーコンクール
  • 1994-1997年:クライネフ国際ヤングピアニストコンクール
  • 1994-1997年:イタリア国際ピアノ・室内楽コンクール
  • 1996年:国際ラフマニノフヤングピアニストコンクール
  • 1997年:サフォノフ全ロシアピアノコンクール

    コメント:
     メーリ教授は国宝記念物のようなお方。なかなかこんないい先生はいらっしゃらないです。ホント!。(直)

    5. ジーナ・シェフチュク:Shevtchuk Dina Leonidovna(グリンカ音楽院教授)

     ジーナ教授は、ロシアのみならず、ドイツ、フィンランド、チェコスロバキア、日本、ベトナムで演奏活動を行い、ベトナム、イタリア、日本、ノルウェー、フィンランドでマスターコースを行っている。門下生のロマノフスカヤ、ボイコ、ヴァリシャコヴァ、ペテルス、スミルノフ等はロシアの各都市、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、ノルウェー、フィンランド、韓国で演奏活動を行っている。門下生は総計30回以上、コンクールで優勝を獲得している。
     1993年から1997年にかけて、ジーナ教授の門下生は国際コンクールで22回の入賞を果たしている。1995年、仙台市の第2回国際青少年チャイコフスキーコンクールで、”優秀な教育者”のディプロマを授与され、1999年盛岡の国際ヤングピアニストコンクールでは、門下生のヴァレンチーナ・ヴラーソワが2位を獲得した。

    コメント:
     ジーナ教授はグーレンコ学長の奥様です。以前、日本人留学生(児童)がジーナ教授について勉強したことがあります。厳しい先生、という評判です。(直)

    声楽科


    6. ジナイダ・ジデンコ:Dinenko Zinaida Zakharovna(ロシア国家人民芸術家、教授、声楽講座長)


     叙情ドラマ的ソプラノのジデンコ教授は、1965年からノボシビルスクオペラ・バレエ劇場でソリストを務めていた。
     主なレパートリーは「スペードの女王(リーザ役)」「エヴゲーニー・オネーギン(タチアナ役)」「マセッパ(マリヤ役)」「イーゴリ公(ヤロスラーブナ役)」「ルサルカ(ナターシャ役)」「スネグーラチカ(クパーヴァ役)」「フィガロの結婚(スザンナ役)」「フィデリオ(レオノーレ役)」「アイーダ(アイーダ役)」「マノンレスコ(マノン役)」「トスカ(トスカ役)」等。
     ソロコンサートのレパートリーも、ロシア音楽、西洋音楽と幅広く、ロマンスや組曲をはじめ、ベートーヴェンの第九、ラフマニノフの "The Bells"等数多い。
     ジデンコ教授の門下生には、ロシアの劇場でソリストとして活躍している、ロシア国家功労芸術家ヴィスクリベンチェフ(ノボシビルスク音楽コメディー劇場)、ヴスチュジャニーナ、エフェノヴァ、グルノービッチ(以上3名ノボシビルスクオペラ・バレエ劇場)、チチコヴァ(ヤクーツクオペラ・バレエ劇場)などがいる。

    コメント:
     ジデンコ教授は、もうお年を召されて、御隠居モードに入りかけていますが、先生の元に勉強しにくる留学生(特に韓国)は少なくないです。(直)

     7. リンマ・ジューコヴァ :Zhukova Rimma Iosifovna(赤旗勤労勲章授与者、ロシア国家功労芸術家、教授)

     1953年から1983年の間、ノボシビルスクオペラ・バレエ劇場の主要コロラチュラソリストとして活躍。
     レパートリーには「皇帝の花嫁(マルファ役)」「サトコ(ヴォルホヴァ役)」「スネグーラチカ(スネグーラチカ役)」「椿姫(ビオレッタ役)」「セルビアの理髪師(ロジーナ役)」「真珠の探求者(レイラ役)」等。
     ラジオ局でもコンサート活動をしていた。メロディ社「ロシアの古いロマンス」をレコーディングし、モスクワラジオ局の重要な保存録音を数多く残した。
     ジューコヴァ教授は1962年からグリンカ音楽院で教鞭をとり、30人以上の門下生がロシア各地の劇場で活躍している。門下卒業生の中には、人民芸術家ブリャチー、全ロシアおよび国際コンクールディプロマ受賞者で現マリンスキー劇場のソリストであるツィディポーヴァ、ロシア国家功労芸術家フェデュックやミロノヴァ、サンクトペテルブルグの室内オペラ劇場のソリストであるアレシュコフなどがいる。
     学術面では、A. Zdanovich, N.Blagovidova, M.Donets-Tessejerの音楽・教育活動の研究を行っている。

     8. ニーナ・ルビャノフスカヤ:Lubyanovskaja Nina Ivanovna(教授)

     ニーナ教授の門下生には、功労芸術家の称号を得た人やオペラ(バレエ)劇場のソリスト、フィルハーモニーのソリスト、国際コンクールの入賞者が数多くいる。門下生のゴルチャコヴァはロシア国家功労芸術家であり、マリンスキー劇場のソリスト、全ロシアコンクールの1位獲得者である。また、門下生のニキーチンは全ロシアコンクールのディプロマ入賞者でノボシビルスクオペラ・バレエ劇場のソリスト、マスロヴァはロシア国家功労芸術家でありモスクワフィルハーモニーのソリストとして活躍している。グヴァザヴァは2つの大きな国際コンクール(レメシェヴァコンクール、“Young Voice(若い声)”コンクール)の優勝者であり、全ロシアバッハコンクールでも見事に優勝を収めた。2001年、グヴァザヴァはスビーン・メータ指揮によるビデオ「椿姫」で主役ビオレッタを演じ、好評を博した。
     音楽院では、ニーナ教授は「音楽芸術と声楽メソッドの歴史」という講義を担当している。

    指揮科


    9. アーノルド・カッツ:Katz Arnold Mikhailovitch(ロシア国家人民芸術家、ロシア国家奨励賞受賞者、国立ノボシビルスクフィルハーモニー管弦楽団の名誉常任指揮者および芸術監督、グリンカ音楽院指揮科教授)


     カッツ教授は世界的に有名な教育者。様々なコンクール入賞を果たし、ロシアおよび外国で活躍する指揮者として巣立っていった門下生がたくさんいる。門下・卒業生のネリソンは、現モスクワフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督および常任指揮者で、シナイスキーはヘルベルト・フォン・カラヤン指揮コンクールで入賞しました。門下生のゴレンシュテインは、フィルハーモニー管弦楽団“Young Russia”(モスクワ)の芸術監督および常任指揮者を務めている。その他、オムスクフィルハーモニー管弦楽団や台湾の国立オーケストラの指揮者になった門下生もいる。

    コメント:
     ふだんはユーモアたっぷりのおもしろいおじさんですが、レッスン中は「何やってんだー、その棒じゃぜんぜんわからないぞ!」と怒りのおじさんに豹変。でも本当に尊敬できる数少ない真の指揮者だと思います(泉)

    作曲科


    10. ゲオルギー・イワノフ:Ivanov Georogy Nikolaevitch(ロシア国家人民芸術家、作曲講座長、教授)


     イワノフ教授は、作曲法や管弦楽器編成法の授業を担当している。ロシアの様々な地域で活動している30名以上の作曲家を育成した。
     門下生には、クルチェンコ(モスクワ)、ムーロフ、ペルシャトスキー、イルディネエフ(ウラン・ウデ)、ナプレーエフ(ペトロザボツク)などがいる。
     イワノフ教授の創作活動は、ノボシビルスクオペラ・バレエ劇場、音楽コメディ劇場、フィルハーモニー管弦楽団、ロシア民族楽器によるオーケストラなどの音楽コレクションと密接なつながりを持っている。
     イワノフ教授の作品は、オペラ「アルキナの歌」「検査員」、オペレッタ「オビ湖のほとりで」「赤いリャビーナ」「2つの時間の花」、交響曲、オラトリオ「祖国戦争犠牲者をしのんで」、チェロコンチェルト、ピアノコンチェルト3曲、バレエ音楽「ワシーリー・テルキン」「花と宝石」、室内楽作品、声楽作品等。
     イワノフ教授の創作テーマが“シベリア”にあることに大きな意義が感じられる。オラトリオ「シベリアの夕べ」、ロシア民族楽器によるオーケストラのための作品「シベリアのマースレニッツア」「シベリアのラプソディー」「シベリアのモザイク」など。

     11. ユーリー・ユケーチェフ:Yuchechev Yury Pavlovitch(ロシア国家功労芸術家、ロシア作曲家連合シベリア支部代表、教授)

     ユケーチェフ教授は、ロシア国内のみならず外国でも名の知れた作曲家です。作品の中には、オペラ、カンタータ、楽器のコンチェルト、交響曲(シンフォーニーオーケストラのための、およびロシア民族楽器オーケストラのための)、声楽組曲、ピアノトリオ、弦楽四重奏、ソナタ、電子シンフォニーや電子楽器、即興ジャズ曲、アカデミックとアバンギャルドの伝統を組み合わせた作品、劇音楽など様々なジャンルの作品がある。
     門下生のアレクサンドロフ(ノボシビルスク)、ステパーノフ(ヤクーツク)、デリエフ(アメリカ)、カパッツ(フランス)らが各地で活躍している。  音楽院では、ユケーチェフ教授は作曲法、即興法、電子音楽とアバンギャルドジャズの講義を担当している。

    ロシア民族楽器


    12. ゲンナージー・チェルニーチカ:Tchernichka Gennady Pavlovitch(ロシア国家功労芸術家、教授)


     バヤン奏者・チェルニーチカ教授の演奏活動は、ロシア国内のみならず海外でも知られ、レパートリーの一部はレコードやCDに録音されている。チェルニーチカ教授は65名以上のバヤン奏者を育成してきた。国際コンクールや全ロシアコンクールで入賞したりディプロマを獲得した門下生も少なくない。

     13. エレーナ・ヤンコフスカヤ:Yankovskaja Elena Pirokophieva(グリンカ音楽院教授)

    1976年、レニングラード国立リムスキー・コルサコフ音楽院のロシア民族楽器学部(ドムラ専攻)を優秀な成績で卒業。ノボシビルスク・グリンカ音楽院でドラムを教え始める。
     1990年まで、ベラルーシ、カレルリ、シベリアの各地で演奏活動を行う。
     ラジオ及びテレビに数多く出演。ヤンコフスカヤ女史は、シベリアの作曲家ユケーチェフ、トシンの作品を初演した。
     現在、後進の教育とメソッド確立のために全力を注いでいる。
     グガエフスキーを始め、ボロビョーヴァ、ミハイロフスキー、サディコヴァ、ザポリノーヴァ、ゴリュノーヴァ、シャトーヒナ、エロフェエヴァなど、30人以上の国際ドラムコンクール及び全ロシア・ドラムコンクールの入賞者を育て上げた。
     門下生達は、卒業後もシベリア活動を行い、教育活動にも携わっている。
     門下生のジガリョーヴァは、バルナウールの民族楽器オーケストラのコンサートマスターを務め、ナウーモヴァは、ノボシビルスクのラジオ局専属の民族楽器オーケストラのコンサートマスター及びソリスト、クラスノヤルスクの民族楽器オーケストラのとして活躍している。ゾロタリョーバは、トムスクの「思いがけないプレゼント」という四重奏団のソリスト兼リーダーを務め、グガエフスキーは、グリンカ音楽院で、ハリトヴァはバルナウールの国立大学音楽部でドラムを教えている。
     ヤンコフスカヤ女史は、モスクワ、クラスノヤルスク、トムスク、キーメロボ、ノボクズネツク、バルナウールの各地域の民族楽器関係者とも親密な関係にあり、マスターコースやメソッドについてのゼミナールを開催している。ドラム・コンクールの審査員や審査委員長も務める。最近、ドラム学習者のための学習プログラムを作成した。

     14. ドムラ:アンドレイ・クガエフスキー:Andrew Kugaevsky(グリンカ音楽院教師)

     ロシアや札幌で活躍している若手ドムラ演奏家で、ドムラの名手としてステージやラジオ放送の独奏、オーケストラとの共演で好評を博す。グリンカ音楽院卒(ヤンコフスカヤ門下生)で数々の国際コンクールで入賞を果たしていいる。
  • 1990年:全ロシア民族楽器演奏者コンクール第1位
  • 1992年:第1回国際コンクール“北の杯”特別賞
  • 1994年:国際コンクール第2位(チェレパベッツ)
  • 2000年:国際コンクール第2位(チェレパベッツ)
  • 2001年:全ロシアコンクール第3位(トゥベリ)  ノボシビルスクの姉妹都市札幌との交流演奏会などで頻繁に演奏している。
     1999年よりグリンカ音楽院名誉教授高垣幸子先生の門下生となり、お琴をはじめる。
     1999年ハイメス in ロシアの演奏会に出演。
     普段は、グリンカ音楽院で高垣先生のお琴のクラスのアシスタントを務めている。

    音楽理論


    15. マリーナ・ドゥブロフスカヤ:Marina Dyubrovskaja(民族音楽講座助教授、グリンカ音楽院付属日本音楽文化センター長)

     1972年タシケント国立ハムザ音楽院ピアノ科卒。学位論文は「日本伝統演劇における能と歌舞伎の音楽」。1993年よりタシケント音楽院音楽史講座の助教授になり、講義や研究論文に携わる。1994年、グリンカ音楽院のグーレンコ院長の招聘により、同音楽院民族音楽講座の助教授、日本音楽文化センターのセンター長に就任。1995年、ハイメス(北海道国際音楽交流協会)と姉妹提携を結び、記念講演やコンサートを行う。1998年、札幌で「日・ロ国際セミナー」の基調講演および北海道教育大学のゼミナールで「山田耕筰の作品考案」を発表、好評を博す。2000年9月から2001年1月にかけて、財)Mediem Term Visitors Programmにより、東京で研修を積む。作曲家の故団伊玖磨氏とも交流があった。2001年10月、モスクワで行われた第3回日本音楽フェスティバルで講演を行い、コンサートを組織した。
     現在、「山田耕筰と19世紀後半から20世紀前半の日本作曲法の形成」というテーマで博士論文を執筆中。

    コメント:
     マリーナ先生とは一緒に翻訳作業をしたりするので頻繁に会います。人当たりのよいやさしい先生です。タシケント生まれで東方アジア出身者だからでしょうか。物腰や性格が日本人に似ている、と思わせるようなところがあります。マリーナ先生のお母様が作られる料理は格別おいしいです。(直)

     16. ボリス・シンジン:Shindin Boris Alexandrovitch(芸術博士、教授、グリンカ音楽院第2副学長)

     有名な古代ロシア音楽研究者 M.V.Brazhnikovの弟子。古代音楽学、10世紀から18世紀のロシア音楽史の講義をしている。中世西洋音楽学者として、ロシア内外で高く評価されている。50以上の発表論文がある。

     17. タチヤナ・ロメンスカヤ:Romenskaya Tatyana Arkadjevna(歴史学博士、芸術博士、グリンカ音楽院音楽教育講座教授)

     ロメンスカヤ教授の指導の元で40以上の学位論文、3つ以上の修士論文が発表されている。ロメンスカヤ教授の弟子の多くは学術研究に携わり、修士号を取得している。
     ロシアの古文書に精通するロメンスカヤ教授は、基本的にまだあまり研究されていない分野を(古代から20世紀までのシベリアの音楽文化史)を研究している。

    著書・論文
  • Music in the life and activity of Decembrists
  • History of the musical culture of Siberia from the Ermak"s campaign till the peasant reform of 1861

    武原直子のトップページに戻る

    ノボシビルスクのトップページに戻る



      ©2001 ユニサービス