ロシア科学アカデミーシベリア支部
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現在のロシアの科学研究は「宝かゴミか」と言われます。 ソ連時代の旧式の機器設備を使って時代遅れの研究を続けているところもあれば、設備の不足をユニークな発想と知的能力で補って世界に類のない発明をしているところもあります。日本のロシア研究者は「ロシアの科学はゴミだ」と言う人が多く、一方専門家の間では「見る目を持った者が探せば必ず宝は見つかる」という人もいます。 そんな議論をよそに、欧米各国、特にアメリカは90年代からロシアやアカデムガラドクの研究所と協力し、投資し、多くの研究成果を本国に持ち帰って世界的な開発に利用してきました。研究成果だけでなく人材を本国に持ち帰り「頭脳流出」という現象を引き起こしました。 最近の日本に関する事例では、秋田県の技術視察調査団がアカデムガラドクのいくつかの研究所を視察し、事業化シーズを持ち帰りました。それが結実して「マグナス風車」という世界に類のない発明がなされ、現在、実用化に向けた活動が進められています。同県は毎年のように技術調査団をアカデムガラドクに派遣し、いくつかの実用化シーズについて研究所と件の企業の間で協力が進展しています。 ロシアは基礎研究が得意です。長期的な研究の蓄積と、欧米とは違うバックグラウンド(機器設備の不足も含めて)、欧米とは違う発想で、研究に人生を捧げた人たちによって研究がすすめられています。この成果を現実世界でどう活用するか、という「応用」は、まったく苦手で、考えてもいません。 逆に日本は、基礎研究が苦手で応用が得意。つまらない技術も面白い商品に仕立てあげビジネスを成功させています。 この両国の開発者が、実用化、事業化にむけて協力することに大きな意味があると考えられます。 |
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